ご挨拶

皆さま初めまして。

3月より新たにブリリア大井町ラヴィアンタワー歯科クリニックの土曜日に勤務をしております歯科医師の岸と申します。

長年、口腔外科に所属しております関係で親知らずや外科的な処置に関して専門的なアドバイスをさせて頂いております。

親知らずを筆頭として歯ぐきを切ったりする処置には皆さまどうしても抵抗や不安が出ることと思います。ですが、なるべく痛みや術後の腫れが出ないようにすることはできますのでお気軽にご相談ください。

 

さて親知らずの話が出てきましたが、親知らずはなぜ抜くと腫れてしまうのか疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。実は上の親知らずは抜いてもあまり腫れることはなく、下の親知らずは顕著に腫れが出やすいのです。

それはなぜか。

答えは筋肉にあります。

筋肉はいろいろな骨にくっついており、下の親知らず周囲にも噛むために使う「咬筋」という筋肉が近くにあります。筋肉はとても血流も豊富であり、親知らずを抜いた直後にその筋肉からの出血が隙間にたまるため結果むくんだように腫れてしまうのです。

なので筋肉をいじらないよう注意して抜歯すれば、腫れを大きくすることなく抜くことが出来るというわけです。

今回は親知らずでの腫れに関する内容でしたが、今後も不安や疑問の解決にお役に立てればと思います。またご不明な点が何かありましたらお気軽にご連絡頂ければと思います。