こんにちは、歯科医師の三上です。
最近、中年ほどの患者様に、「麻酔が痛くなくて本当助かります。昔はトラウマになるほど痛かったんです。」と、言われます。
ただ、私が歯科医師になり、10年目を迎えますが、この10年、麻酔の針や液が進化したとは聞きません。30~40年ほど前がそんなに痛いものだったのか私なりに調べてみました。
私が推測するに、理由は2つ。
1つは、昔は麻酔の針の質が悪い、もしくは滅菌して使いまわしていた事。これにより針が鈍になり、歯茎に針が刺さり辛く余計な力が入ってしまうこと。
2つめは、麻酔液を勢いよく入れていた事。麻酔液はゆっくりと入れた方が痛みは少ないのですが、昔の歯科医師は勢いよく入れる人が多かったようです。時代背景として、昔は歯科医院の数が少なかった為、患者様が多く、麻酔をゆっくりと入れる時間がなかったと聞きます。
麻酔が嫌で歯医者に来れない方、安心してください。時代は変わってますよ^^