今回は定期的に歯石を取る必要性についてお話します。
歯石は、リン酸カルシウムなどの無機物・有機物・水で出来ています。
歯石は、歯の表面にプラークを元にしてくっつきます。プラークが唾液などによって石灰化を繰り返し、歯石になるのです。
歯石には大きく分けて2種類あり、1つは歯ぐきの少し上に見えるクリーム色の歯石。これは歯ぐきの上に出来る「縁上歯石」といいます。
もう1つは取るのが大変な歯石で、歯の周囲のポケットと言われる、歯ぐきの内部の根の表面に出来る「縁下歯石」。
色は歯ぐきの中の血液成分の影響で黒っぽく、歯にガッチリ付いているため剥がれにくく、しかも固いという特徴があります。
歯ぐきの内部にあるので、炎症を起こしやすく膿や腫れの原因になります。
そして下の前歯の裏、上の奥歯の外側などは唾液が出てくる管があるため、歯石が作られやすい箇所です。
プラークが歯石になってしまうと自分では取ることができなくなります。歯科医院で機械的に取り除いていきます。
今年も残り1ヶ月。年末には大変な大掃除がある方も多いのでは?
年に一度の大掃除はとっても大変です。是非定期的にお口の中のクリーニングをお受け頂くことをおすすめします。